2019/12/08

【身体のためのほっと一息シリーズ 72】





「コレステロールの新常識について」 

コレステロールとはヒトのあらゆる組織の細胞膜に見出される脂質である。

コレステロールはそれを生産する臓器である肝臓や細胞膜、小胞体のような膜組織が密集している脊髄や脳、に高濃度に分布している。

成人の体内コレステロール量である100-150gのうち約1/4が脳に集中し約1/3が脳を含めた神経系に集中している。

コレステロールの取り過ぎが健康に悪いと言われたのは、1960年ぐらいからである。

当時はコレステロールという名前自体が珍しかったが、食事が洋風になり、動物性の油を採るようになったので、注意が必要だという噂が広まり、脂身の肉、コレステロールを多く含む卵などを注意するようになった。

しかし、コレステロールの研究が進んでくると、1990年頃から、それまで血管に血栓などを作ると考えられていたコレステロールが、
実は損傷した血管や細胞膜を修復することがわかり、2種類のコレステロールを「善玉、悪玉」に分けて報道や説明が行われた。

21世紀に入ると、コレステロールは体内でほとんど合成し(体内合成率は80%といわれ、食事からは20%)、
食事の種類を変えても体内のコレステロールは変化がないこと、コレステロールが減るとがんや認知症になる可能性が示唆され、
「コレステロールは悪」から「コレステロールは必須」に変わっていった。

そして、2015年5月、「コレステロールは食事では変わらない。病的なコレステロールの異常な人は治療が必要だが、
一般の日本人はコレステロールが180から260の範囲にあり、治療は不要である」となったのである。

『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』より一部抜粋



時代は変わるものです。

それは最先端の西洋医学でも例外ではないです。

昔は悪いと思われていたものが、実は良かった・・・、こんな話は結構あります。

みなさんよく「コレステロールが高い」といわれている人は、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が高いのです。

この悪玉コレステロールが、血管を詰まらせ、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが上がるのです。

逆に善玉コレステロール(HDLコレステロール)は、悪玉コレステロールを血管や血液中から肝臓に戻す作用があります。

コレステロールも名前の通り、善玉を増やして悪玉を減らすことが大事だということです。

しかし、昔は食事と関係されるといわれていたコレステロールも体内で8割が作られるということがわかりました。

ということは、食事だけでは善玉、悪玉コレステロールをコントロールできないということになります。

体内の合成が80%をしめるということは、その人の体質がコレステロールに関係してくる・・・ということになります。

人間の体質を変えるには、生活習慣を変えることが一番です。

運動、食事、心の持ち方などを変えることによって、徐々に体質が変わってきます。

当院の講座でこれらをお伝えしていますので、是非いらして下さい。