2019/10/07

【身体のためのほっと一息シリーズ 55】




私たち日本人の睡眠時間の平均は、平日7時間14分。これは世界でもワースト1位の数字です。

睡眠の主な目的は「脳の休息」です。

睡眠は体の疲労をとるためのものと思われがちですが、動かず安静にしたほうが睡眠よりもエネルギーの消費量は少ないのだそうです。

しかし、安静にしているだけでは単純な体の運動能力は回復しても、疲労感や思考能力といった脳の働きが回復しません。

「昼間は交感神経が働いて活動的になり、そして夜間は副交感神経が優位になる」これが、人間の本来のリズムです。

しかし夜型の生活が続いて交感神経が働き続ける状態になると、脳の動きが低下し、さまざまな不調が心や体に起こります。

睡眠の役割を知るために、眠らせないとどうなるのかという「断眠実験」というものがあります。

実験開始後の被験者は日がたつにつれて集中力が低下し、情緒が不安定になり、幻覚が出現しました。

そして言語は不明瞭になり、簡単な計算すらも困難になってしまったそうです。

そして最後には無表情になり、誰かが刺激を与えないと数秒でも寝てしまう状態(マイクロ睡眠)になり、実験は中止されたそうです。

ある実験では、睡眠時間と死亡リスクの関係をあきらかなりました。

諸条件が同じになるように統計処理して分析した結果、死に至るリスクがもっとも低かったのは睡眠時間が7時間(6.5~7.4時間)のグループだったそうです。

さらに特筆すべきは、睡眠時間が短いグループだけでなく、長いグループの10時間以上のリスクが最大で、7時間に比べると男性は1.34倍、女性は1.41倍でした。

睡眠は単に「時間」で決まるわけではなく、その「質」が大切だということがあきらかになったわけです。


睡眠とはどういうものか?

睡眠中では、記憶の整理、免疫力の回復、体調の回復、不要物の処理などいろいろなことをしています。

睡眠がうまくとれないと、ストレスとなります。

そのストレスが熱になり、その熱が頭部に集まるとのぼせた状態になります。

きつい熱でなく小さなこもった熱は、徐々に体液を消耗させ身体を栄養・冷却・滋潤すること

が出来なくなり、筋肉の引きつりや、さらに熱化し頭部に熱が集まり不眠になり、潤いを失うことで便秘や

肌の老化などを引き起こします。


ストレスが熱に変わっているということは、体の他の部分にも負担がかかっているということです。

なので、寝れないことは全身の健康に悪影響があるのです。