2019/09/26

【身体のためのほっと一息シリーズ 51】



「アルコールの害について」

アルコールは飲み過ぎると肝臓に良くない。これはみなさんご存じだと思いますが、

悪影響があるのは肝臓だけではありません。なんと肺にまで悪影響を与える可能性があります。

米ロヨラ大学シカゴ校の研究チームは1万2000人の成人のアルコール摂取量と健康に関するデータを調査しました。

女性で1日平均1杯以上、男性で2杯以上飲むグループと、飲むのは月1回だが一度に4杯以上(女性)、5杯以上(男性)飲むグループの2つを過剰摂取グループを調査し、

6.9%を占めたアルコール過剰摂取のグループは、共通して呼気中の一酸化窒素のレベルが低いことが分かった。

また、飲む量が多ければ多いほど、一酸化窒素のレベルもより低くなることが分かった。

呼気中の一酸化窒素が少なくなるとどうなるのか?

人の吐く息に含まれる成分のうち最も有名なのが二酸化炭素だ。その他、酸素も吐き出されているが、一酸化窒素も吐く息の成分の1つなのだ。

一酸化窒素は呼吸器感染症を引き起こす細菌を死滅させる役割を果たしていて肺にとって極めて重要な存在だ。

これのレベルが低くなっているということは、肺などの感染症にかかりやすくなります。

また、ぜんそくの場合は逆に一酸化窒素のレベルが高くなる。つまり喘息かそうでないかの診断にも使えることになる。

アルコールを飲むと胃腸で吸収され、血液にのり全身にまわります。

この全身にアルコールが回っている状態を酔っているというのですが、そのアルコールが入っている血液を肝臓で無毒に分解することで、

体の健康が保たれるのです。

では、アルコールが分解される前はというと血液にのって全身に回っていますよね?

このときに各臓器でダメージが与えられているのです。肺のダメージが、一酸化窒素の減少=免疫力の低下ということを引き起こすのです。

ダメージを与えられた臓器は再生しようと傷を修復します。

傷の修復と一緒に熱が発生し、その熱が臓器にたまると病気の原因や機能不全の原因になります。

体全体のことを思うと、アルコールは飲まないほうがいいのかもしれないですね?