
5月14日木曜日のお昼に神戸市の身障者デイサービスセンターにて気の食養生講座と気のストレッチ講座の出張講演に招かれました。
車椅子での参加者も7人くらい、知的障害のある方も8人くらいで、その方達は理解力はあるけれども、楽しめる内容でないと、すぐに飽きてしまいます。

固定カメラからの画像で映りは悪いですが、食養生の講義の画像です。
今回はダイエットに関するテーマで標準的な体重を割り出すBMIについてお話をしました。
体重を身長(単位はメートル)で割りさらにもう一度身長で割ることで得られます。標準的な値は、22でそれよりも高いと5づつ上がるごとに段階的に肥満度が上がるとされています。
職員の方が事前に調べていただいたものによると、通っている障害者の方には最高で36、最近休まれていて計測できていない方の中にはさらに上の方もいてるらしく、平均でもかなり高く改めて食養生の必要性がはっきりとしてきました。
人間の身体は気と言うエネルギーで出来ていて、それが血や肉体になるには消化と吸収の力が必要です。食べたもので全ての生き物は出来ています。でも、良いものを食べてもそれが滞ってしまうと実は悪いものになってしまいます。そうなってしまうのは、人間だけです。
必要な量だけしか食べない、満腹になっても空腹になるまで食べないのが、野生の動物や生き物です。人間に飼われているとだんだん人間に似てきますが。
私の飼っている猫も、以前は欲しいだけあげていました。すると当然体重は増え、動きも鈍くなってそこらじゅうに吐くことがとても多くなり、困っていました。
しかし、最近は空腹になるまであげないようにし、一定量をあげたら夜中に欲しがってもほんの2・3粒(以前は20粒くらい一気にあげてました)にしたところ、最初はウーウー怒ってましたが、そのうちに可愛く鳴き(甘えている)だし、今では普通にすぐ寝ています。
身体の方も軽くなったみたいで、吐かなくなり、下痢気味だった子もましになってきました。人間に近しい存在の猫は、人間の影響を野良猫(野生?)でも受けます。だからこそ、人間が律しないと健康にはならないのだなと感じます。
と、これは講義の内容ではなかったのですが、私が言いたいことは、人間食べ過ぎ傾向になってると。うまいものというのは、脂がノッテルものだと一般的に言われていますが、食べ過ぎると身体に良いものではないという自覚が必要だということです。
でも、いろいろ付き合いとかありますし、美味しいものを全く食べるなというのも、特に女性には酷です。毎日家族のために食事を作ってくださるのに、自分だけ食べるなと言うのも本当に難しいことだと思います。
なので、何食べてもいいけど、その分身体から溜まった美味しいものを外に出す食材を摂りましょうね、と講座では言っています。

今回は、質問が多く出まして、特に水に関するものが多かったです。私は、この季節だと一日に4リットルくらいは軽く飲むのですが、飲めるようになるまでいろいろ試行錯誤がありました。これには気のストレッチが欠かせないのです。なので気のストレッチとセットで考えていただきたいですね。

気のストレッチの講座の様子です。
今回は時間がなくて、全てを紹介することができませんでしたが、基本的な横隔膜周囲のストレッチの意味をお伝えしました。横隔膜周囲には心臓と肺を身体に悪いものから守る働きがあり、胃の入り口にもあたるので、その周囲の組織を的確にストレッチすることで胃腸の働きを整え、心臓や肺の機能が活発になり、呼吸や血行が良くなり、新陳代謝も活発になるのでアンチエイジングにも絶大な効果があります。

気のストレッチの特徴は、無理やり伸ばすことを避け、意識を遠くへ使うことで痛みなくスムーズに気持ち良く無理やり伸ばすよりもはるかに効果を上げることが出来ることです。
その気持ちを遠くへ使うことが出来たかの確認を気のテストと言う形でチェックをしています。
このテストは簡単ですが、言葉で言うと誤解が生じてしまうので、また講座の中で紹介します。
このテストをする意味は、自分で実感していただきたいのです。形だけ出来ていても、気持ちが遠くへもしくは四方八方へ広がっていなければ、効果はありません。むしろしんどくなってきます。リラックスも出来ないので、やり続けているとどこか痛くなってきたり、しんどくなってきたりします。
参加者の方には、簡単に出来るこの方法をとても興味を持たれた様子で、いろいろと質門される方がいました。基本的に伸ばしたいところを効果的に伸ばす姿勢が大事で、リラックスできる姿勢を作ることが大事です。
今回のような外部での講演もご依頼があれば日程が合えば承りますので、メールやお電話でのお問い合わせでご連絡ください。