右肩背の重だるい痛み右手第4〜5指のシビレの症例

初診日

平成19年3月16日

患者

男性 64歳 既婚 自営業(製造)

主訴

右肩背の重だるい痛み 右手第4〜5指のシビレ

病歴

バルブを締める作業で右肩背に肩凝りが良く生じていた。3ヶ月前、いつもより懲りがきつかったのでマッサージを受けたところ、右肩背部に痛みが発症。その後徐々に右手第4〜5指にシビレがでてくる。痛み止めの注射と薬物服用するが、効果なし。温シップは効果有り。

診断

仕事でよく使う右肩が弱り、気の停滞を起こしている。さらに全身の気の巡りが悪くなった為に右肩が悪化し痛みが発生した。

治療

気の停滞を失くし、右肩の気の充実をはかる。1回の治療で1〜5個の少数のツボ(内関、照海、筋縮、至陽)を適宜選び刺針した。

経過

4診目3月22日 動かしていると楽。痛みが凝りに変化。
5診目3月23日 シビレなし。痛み10→6(初診時の痛みを10として)
  
11診目4月6日 治療後は痛みなし。

現在の状態

まだ痛みは続くそうですが、気にならない程度だそうです。


院長からのコメント

この方は、今は症状が軽いですが非常に良くないツボの反応をしております。右の背中のツボに古くていやな反応があり、心臓の病を懸念しております。

当院で はそのようなこともわかりますが、患者さんに言うかどうかはその方の性格をよく見て決めております。とても気になる方です。