パーキンソン病
常に手が震えている・活舌が悪い・体がものすごく硬い・歯を見せて笑えない・すぐにつまずくといった症状がある方、思い当たることがあれば、ご覧ください。
病院のお薬では限界を感じているご家族の方へ
治療効果の実績ある当院の鍼灸を、セカンドオピニオンとしてお考えください。
パーキンソン病とは
アメリカの俳優マイケル・J・フォックスさんが罹患 したということでも有名であり、日本でもかなりの方が悩まされている病気で難病指定され、現在のところ原因不明とされています。ふるえ、動作緩慢、小刻み歩行などを主な症状とする病気です。
日本では、発症は50歳代後半から60歳代に多く、比較的高齢者に多いといえますが、例外的に20歳代の発症者や、80歳を超えてからの発症する方もあります。
西洋医学では脳内のドーパミン不足とアセチルコリンの相対的増加とを病態とし、錐体外路系徴候を示す疾患であり、神経変性疾患の一つであるとされていますが、なかなか有効な手立てがないようです。
難病情報センターによると
(1)安静時のふるえ
(2)筋強剛(筋固縮)
(3)動作緩慢
(4)姿勢反射障害
(5)同時に二つの動作をする能力が低下
(6)自由な速さのリズムが作れなくなる
のが特徴で、それぞれ次のような状態です。
(1)安静時のふるえ
力を抜いてリラックスしたときにふるえがくる。(ただし力を入れたときにふるえることもある。)
(2)筋強剛(筋固縮)
筋肉が固くなり、動作がぎこちなくなる。動作が遅いのみならず、動きそのものが少なくなる。
(3)動作緩慢
まばたきが少なく、表情ひとつ変えず、寝返りもしない。動けば遅く、スローモーションを見ているよう。
(4)姿勢反射障害
体が傾いたときに足を出して姿勢を立て直すことできなくなり、転びやすくなる。
(5)同時に二つの動作をする能力が低下
例えば、お盆にのせたお茶をこぼさないよう気を配ると足が出なくなり、クラッチを踏みながらギア操作をするマニュアル車の運転が難しくなる。
(6)自由な速さのリズムが作れなくなる
全てのリズムが1秒間に4〜5回のふるえのリズムに合うようになり、その結果1分間に240〜300歩で歩こうとするので足がすくんで前に進まなくなる。
また、大きな特徴ですが、パーキンソン病は左右どちらか片側から発症するとのことです。2〜3年すると反対側にも症状が現れますが、長年経過しても左右差を認めるのが普通とのことです。
初発症状はふるえが最も多く、次いで動作のぎこちなさが多いのですが、痛みで発症することもあります。五十肩だと思って治療を受けていたら、ふるえが出てきてパーキンソン病だと判ったといった具合です。しかし最初から姿勢反射障害や足のすくみで発症することはありません。左右差のない症例や、姿勢反射障害や足のすくみで始まる症状はパーキンソン病以外の病気を疑う必要があるとのことです。
パーキンソン病はなぜ起こるの?
西洋医学では、上記の通り、結局のところ原因不明なのですが、東洋医学では、肝臓と脾臓の臓腑の失調から来る全身の血行障害だと考えられています。
感情の発散がうまくできなく全身の気の巡りが滞り、さらに長年運動不足が続き、 血行障害を助長し発病にいたるわけですが、鍼灸が非常に良く効き、日常の生活動作の改善が顕著に良くなってきます。
各特徴について東洋医学的には次のように考えます。
(1)安静時のふるえ
身体の気の流れを統括している肺・心・肝の臓が機能を停滞させている場合に、経絡上の滞りとして手の震えを起こす場合があります。臨床上良く見るのは、力の有無よりも、心配した時や焦った時などの最中もしくは後で多く見られます。これは情緒や真摯に物事を考える心・肝の働きが影響している現象なのです。この滞りを改善するように治療して行きます。
(2)筋強剛(筋固縮)
筋肉が硬くなるのは、脾臓の働きが停滞していることから起こることが多く、多くは肝の働きが脾の動きを停滞させてしまうことから起こります。ストレスにより過食もしくは厭食(食べたくないこと)に走ることがわかりやすいことですが、緊張をほぐそうと胃腸を傷めつけていることが原因で起きるものです。
(3)動作緩慢
脾臓の働きが停滞し全身に気血を巡らすことができず、筋肉の力が入りにくくなることが原因で、上の項目と同様に肝と脾の臓中心に治療します。この病気の場合は、中心は臓腑の病ですので、お腹を中心に治療をすることが多くなります。もし、他の症状(手の震えや他の部位のこわばりなど)がなく、顔だけの筋肉の麻痺などの症状であれば顔面麻痺として手足のつぼを用いて治療することが多くなります。
(4)姿勢反射障害
姿勢の障害は、腎の臓の身体を支える背骨の経絡に気が通じていない場合に起こる症状です。腎の臓に症状が出る場合は、病としては中期から末期にかけての症状なのですが、お灸が非常に良く効果を奏します。
(5)同時に二つの動作をする能力が低下
左右の狂いの場合には、肝と脾の調整を。上下の狂いの場合には心肝と腎の調整をする必要があります。健康人でも、左右別々の動作は出来ないことが多いのですが、肝の働きが強い人はそれがスムーズに出来、弱い人は出来にくくなります。
(6)自由な速さのリズムが作れなくなる
腎の臓に蓄えられている精が、長年の心と肝の熱により消耗し、精神的な不安や心労などから気の停滞が生じ、それらが重なって手足末端が慢性的に痙攣をおこし易い状態になっています。ここまで進行すると、なかなか治癒の方向へ行くことは難しいので、その前の段階で来院されれば改善の方向へ行くことが出来ると思います。鍼灸だけでも、悪くならないように最善を尽くすことは可能です。
ストレスの多い現代社会、パーキンソン病は増加の傾向になっています。鍼灸の効果が現れやすい疾患だと思います。治療は初期であればあるほど良く効きます。実績のある当鍼灸院で是非治療を受けられてください。
患者さまから喜びの声を頂きました
一人で出掛けること、手紙を書くこと・・・等々ができるようになりました。
吹田市在住 72歳 専業主婦 岡本篤子様


数年前から左手の小指、くすり指が震えることがありました。今から思えばそれがパーキンソン病の始まりでした。
やがて抑うつ、便秘、手の震え、字が書けない等の症状が起って来ました。
既にある諸々の症状の上に、それ等が重なり、後どの位生きておられるだろうと、と本人も家族も思う日々でした。
心配した友人がネットで調べてやわらぎ治療院を紹介してくれました。
週二回、三ヶ月を経過した頃から「元気そうになった」と言われるようになり、身体がよく動くようになりました。
一人で出掛けること、手紙を書くこと・・・等々ができるようになりました。
行事の時には、外食ですませていましたが、主人の誕生会は久し振りに自宅で用意できました。
「まだまだもっとよくなりますよ」とおっしゃる先生のお言葉を信じて、通って来るつもりです。
先に希望が持てるようになりました。ありがとうございます。
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その他様々な症例は こちらから参照いただけます。 |
症例を一部紹介します 【右手薬指のふるえ】
初診日 | 平成21年8月19日 |
患者 |
女性 70歳 152cm 45kg 既婚 主婦 |
主訴 |
パーキンソン病による右手薬指の震え・右手で字が書けない |
病歴 |
3年前から右手の薬指のあたりが震える。その後昨年5月位から右手で文字を書く時正確に書けない(横に真っすぐに引けない)。緊張した時(長い時間人と話をしたり、疲れた時)に悪化 |
その他の症状・ 既往歴 |
胸の痒み(夜掻いて皮膚がボロボロになることも)・つまずづきやすい・登り坂を昇るとしんどい・手がむくみ易い・食欲低下・41歳で子宮筋腫・50歳で緑内障・63歳で右中指グロムース腫瘍・64歳で脳動脈瘤手術・68歳うつ病、意欲の低下(現在も続く) |
診断 |
問診や、舌、脈、腹、手足や背中のツボの状態を診て総合的に診断して、ストレス、イライラ、怒りと、身体の抵抗力、生命力の弱りから「気」のバランスを崩した事が原因としました。 |
経過 |
2診目8月21日 治療後しんどくない、手のむくみマシ、胸の痒みマシ |
現在の状態 |
11月初旬の現在まで週2回継続治療され、毎日外出されるようになり、気力体力が回復され、手の震えもほとんどなくなった様子である。今後は左目奥の違和感が残るのと予防のために週1〜2回継続している。 |
院長コメント
パーキンソン病というのは、長い間のストレスがほぼ原因と考えられております。
うまく発散できない心の状態を問診によって捉えて患者さん一人一人の心と魂 と体の状態を本来持っている体の状態(赤子のような心神ともに健康な状態)に戻していくのが当院の考える東洋医学による治療です。この方は趣味を楽しんでいる方で歌(主にシャンソンだそうです)を再開できると喜こばれています。
前向きに楽しんでいる精神状況がさらに好転させているのだなと感心させられます。
症例を一部紹介します 【右手・右足のふるえ、右肩こり】
初診日 |
平成21年9月5日 |
患者 |
女性 60歳 150cm 52kg 既婚 工場勤務 |
主訴 |
パーキンソン病 (右手右足ふるえ、右肩こり) |
病歴 |
*10数年前 細かいものを良く見る立ち仕事をやめて2、3年後から目が乾燥するようになった。 |
診断 |
元来気を使う方でストレスを溜めやすいこともあるが、目を良く使う仕事であり、気が停滞したことが長引いてさらに相対的に血の不足が生じ、肝鬱気帯・となり、胆経の経絡の不通を生じて手足の震えが生じた。 |
治療 |
1回の治療で少数ツボ(百会、照海、太衝、後谿)などを選び適宜刺針した。 |
その他の症状 |
高校生時代から便秘。疲れやすく冷え性。目の乾燥も気になる。睡眠時間は3〜4時間と短い。爪が割れやすい。2〜3年前から白髪が増え、パサツクようになった。生理の量は少ないが、粘ったかんじ。 |
経過 |
初診日 百会・照海 |
現在の状態 |
手足のふるえ・肩こりはだいぶしになり夕方仕事が忙しいと悪化するが平常時では10(初診時)→3(現在)、主訴以外の便秘と不眠も同様に改善している。現在も週に2回療養中である。 |
院長コメント
パーキンソン病の中でもこういう風に骨折などによって一部分に強く気が滞ることによっても発症の引き金になります。
この方の場合良く右手を使う仕事をされていまして、非常にお仕事に差し支えがあったのですが、治療を続けて行くうちに夕方の疲れがたまる頃以外はあまり出ないというように変化しています。
まだまだ働き盛りのお年ですので、楽しんで仕事をしてくださいと伝えています。まだまだお気持ちを若く持ってお仕事以外にも楽しみを持っていただけるとますます良くなると思います。
どうやって治療するの?
当院は、鍼灸専門治療院です。その他の手技や整体・マッサージなどは行わず鍼と灸だけで治療して行きます。
鍼って痛いんですよね・・・怖いです・・・
鍼は一般の鍼灸院で用いる鍼管を全く用いないのでチクリともせず、患部に非常にソフトに刺入することを可能にしました。これにより、3〜5歳くらいの痛みに敏感なお子様でも安心して鍼を受けることができます。
鍼管を使うと、「チクチクして不快な感じがする」と鍼の苦手な方は敬遠されることが多く、また、鍼と皮膚の接触の微妙ななじませ合いが出来ずに治療もうまくいかない最大の原因が生じるので当院では開業時から使用していません。
なお、当院ではすべてディスポーザブル(使い捨て)の鍼を使用しています。
たくさん鍼を打たれるんじゃないかと不安です・・・
一般の鍼灸院では、確かにやたらと鍼をうちますね。全身療法だと言って身体全身に打つことを良かれとしていますが、
当院では全く異なる考えで治療をしていますので、鍼は基本1か所です。多くて2か所。急性の病や熱発していて身体が元気な場合には、その場合だけ5〜6か所に治療する場合もあります。
お灸は熱そうだし痕になりそうで・・・
灸は、一般の治療院では灸点紙というものや、温灸を使って治療するところが多いのですが、治療効果はやはり直接施灸する場合にかなり劣ります。
それでも良ければ、温灸による施灸も選択肢としてありますが、ご自分で施灸する場合にはお勧めしますが、当院での治療は基本的に直接灸です。
ただし、米粒の半分の大きさでチクっとするくらいの刺激です。一瞬で終わりますので安心です。痕がやや残ることはありますのですが、ほとんど足か腰部の目立たないところなのです。
温灸か直接灸かは相談の上となります。
治療費(消費税別)
初診時には初診料4,000円が別途かかります。
高校生以上 6,000円
乳幼児 3,000円